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【小説 新・人間革命】
- 常楽 15 -
2016年1月19日
- 常楽 15 -
熱原の農民信徒は、 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ « 語句の解説 » 広告には 注意してくださいね↓↓↓↓ X X X
互いに 励まし合い、
決して 信心が 揺らぐことは なかった。
行智の一派は、
さらに 悪質な弾圧の奸計を めぐらした。
弘安二年 (一二七九年) 九月二十一日、
稲刈りのために
農民信徒が 集まっていた。
そこに、下方政所の役人らが、
弓馬をもって 大挙して 押し寄せ、
農具しか持たぬ
信徒たちに 襲いかかったのである。
農民たちは、抵抗のすべもなかった。
神四郎、弥五郎、弥六郎の
三兄弟を はじめ、
二十人が 捕らえられ、
下方政所へ 引き立てられていった。
彼らに 着せられたのは
「 刈田狼藉 」 の咎で ある。
稲を 盗み取って、
乱暴を 働いたというのだ。
その訴人となったのは
三兄弟の兄で、
弟たちの信心を 快く思わぬ
弥藤次で あった。
親や兄弟など、
血を 分けた人が 憎悪し、
迫害の急先鋒になることは、
人間の感情として
辛く、耐え難い。
だから、
第六天の魔王は、
しばしば 近親の身に入って、
迫害、弾圧を 加える。
池上兄弟として
知られる 宗仲・宗長も、
父の康光に 信心を 反対された。
特に 兄の宗仲は、
二度にわたって 勘当されている。
弥藤次の訴状には、
日秀が 武装した暴徒を 率いて
馬に 乗り、
滝泉寺の院主の坊に 乱入し、
滝泉寺の田から
稲を 刈り取って、
日秀の住坊に
運び込んだとなっていた。
事実は、
全く すり替えられていたのだ。
捕らえられた農民は、
鎌倉に 送られた。
尋問は、大聖人を 迫害した
侍所の所司 (次官)・平左衛門尉頼綱によって、
彼の私邸で 行われた。
彼は 行智と 通じていたのだ。
訴状を 差し置いて、
こう迫ったのである。
「 法華の信仰を やめて、
念仏を 称えよ。
そうすれば、
罪は 許して 帰され、
安堵することが できよう。
しかし、
もし 信仰を 改めなければ、
きっと 重罪に 処せられよう 」
農民たちは 皆、信心を 始めて
一年ほどに すぎない。
だが、誰一人として 動じなかった。
信心の強さは、
歳月の長さによるのではなく、
決定した心によって もたらされるのだ。
◎第六天の魔王⇒欲望の世界である 「 欲界 」 に属する
六つの天 (六欲天) の
最上の天 (第六天) に住むとされる魔王。
「 他化自在天 」 とも 呼ばれ、
正法に 敵対し、
成仏を 妨げる 「 魔 」 のなかでも
最大の働きを なす。
◎平左衛門尉頼綱⇒生年不明~一二九三年。
北条家の有力家臣として、
警察権力等を 握り、権勢を 振るい、
日蓮大聖人 と 門下を 迫害した。
後年、反逆罪で 断罪され、
一族は 滅亡する。


